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作り手の声 moca デザイナー 成田 吉宣さん

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シンプルなデザインの中にさりげなく機能性を備えた自転車グッズ

moca(モカ)は、プロダクトやパッケージデザインなどを幅広く手がけるデザイン事務所「moat.INDUSTRIAL DESIGN」から生まれた、自転車用品のオリジナルブランド。
すべて国産にこだわった商品は、自転車に乗る人だけでなく、日常生活でも使いやすいアイテム。ムダがなくシンプルでありながら機能性の高いデザインが、使い手を魅了する。

moca
クライアントワークを中心としたプロダクトデザイン事務所「moat.INDUSTRIAL DESIGN」が2009年にスタートした自社ブランド。
自転車好きの5名のデザイナーたちが、商品企画からデザインまでを手がける。

キーケースのデザインアイディアは、銭湯で生まれた。

さっそくですが、mocaの立ち上げに至った経緯を教えてください。

「moat.INDUSTRIAL DESIGN」はプロダクトデザインの会社で、スポーツ用品や家庭雑貨などを幅広く手掛けています。クライアントからのご依頼に沿ってデザインをするのが通常のお仕事なのですが、いつか、自分たち発信の商品を作りたいなとずっと思っていたんです。
それで、5年くらい前にようやくタイミングが訪れたので、どうせやるなら、自分たちが好きで得意なものにしようと。
自転車のパーツデザインを長くやっていて、かつ自分たちも乗るのが好きなので、だったら自転車を切り口にすればおもしろいんじゃないかと思ったんです。それで、「moca」を立ち上げ、普段着にもあうような自転車用品やアクセサリーを作るようになりました。

このキーケースも、やはり独特な形状ですが自転車アクセサリーとしての要素を意識されてるんですか?

そうですね。自転車に乗るときも身の回りのものはできるだけコンパクトなほうがいいかなという思いから、このデザインになっています。

このキーケース、僕も愛用していて。形がスッキリとしていていいですよね。レザーも、すごくいい味が出てきてます。

ほんとに、すごくいい色になりましたよね(笑)。ありがとうございます。

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右奥に見えるのはバイヤー杵築が使い込んで渋みを増したキーケース。

このデザインにほれて、mocaさんの商品を販売をしたいなと思ったんですよ。

実は、このキーケースのアイディアは、銭湯で手首に巻くロッカーの鍵だったんです。出張先でビジネスホテルの銭湯に入ったときに、手首を軸に、鍵をくるっと巻きつける構造にピンときて。これなら、コンパクトなデザインにできるのはないかと思い、さらにレザーで厚みを持たせたんです。

お客様の声を直接聞けることが、すごく刺激になります。

成田さんのご経歴を簡単に教えてください。

富山県の出身で、プロダクトデザイナーを目指して大阪の専門学校を卒業後、今の事務所に入ってかれこれ11年になります。

ご自分で手を動かして作る方向にはいかなかったんですね。

そうですね。でも、職人さんの仕事には、今でも憧れはあるかもしれません。1から10まで自分でやるのは楽しそうだなと思いますよね。

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ところで、事務所には自転車がずらっと並んでいますね。

自転車のメーカーさんのお仕事をよくやらせてもらっていて、ペダルとかホイールなどのパーツのデザインが多いんです。
クライアントの設計部門から出てくる装飾のない原型に、肉付けをしたり削ったりしてデザインを施していきます。

お仕事のそういった側面と、mocaの商品との接点はあるんですか?

ありますね。たとえば、キーケースに使用しているネジのパーツひとつにしても、自分たちでデザインをして、鉄工所に発注しています。

だから、細部に至るまで完成度が高いものになっているんですね。

従来の仕事では、クライアントありきのデザインワークが中心ですから、決定権がクライアントにあるんです。
でも、自社の商品は、すべてを自分たちで判断するし、お客様の存在をとても近く感じることができるんです。ですから、「お客様を満足させるものを作る」という意識が、より高くなりましたね。
その意識が、売上にもリアルに反映されますし。そこが僕にとっては新しい感覚というか。

たしかに工業デザインとはまた違う、生活の中にある商品のデザインですもんね。感覚に訴えかける部分が強い。

反応がダイレクトで、おもしろいんですよ。
卸先のお店の方や、ご購入いただいたお客様の声を直接聞けることは、すごく刺激になりますね。

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機能的な素材を前面に出すのではなく、控えめに取り入れたい。

こんな方に使ってほしいな、というイメージ像はありますか?

自転車に限らず、自分の好きなものにこだわりがあって、それを楽しんでいるひとに響くのが一番うれしいかな、と思います。

自分たちのデザインを認めてもらえるって、デザイナーとしてはとてもうれしいことですよね。

ええ。たとえばこのキーケース、ロゴマークを内側にいれてるんですね。
財布とか革小物とかって、ブランド名が中央に入ってることが多いと思うんです。それはそれでかっこいいんですけど、デザインをしている僕らからみると、「ここにないほうがいいのになぁ」と思うこともあって。
だから、あえて見えない部分にいれてるんです。そういうことは、声を大にして言うわけじゃないけど、買ってもらった方から、「ロゴがここに入ってるのが、いいよね」とか言ってもらえると、「共感を得られた!」と、うれしくなります。こちらの意図が、ちゃんと伝わっているんだなと、通じあった気持ちになりますね。

パンツカードも、デザインはすっきりしていて、機能性が高いですよね。

リフレクターを控えめな位置にいれてあるんです。
本来なら、革の表につけるもので、そのほうが作るのは楽ですし、実際に工場の方にもそう言われたんですが…。でも、どうしても妥協したくなくて。機能的な素材を前面に出すのではなく、控えめに取り入れたかったんです。

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リフレクターを内側に施した、革製のパンツガード。

使い込んでいくうちにピークを迎えるものに、愛着を感じる。

ところで、mocaさんのサイトの中に、「生まれてくる価値のあるプロダクト」という表現がありますよね。

商品は、職人さんに作ってもらっていて量産できるものではないので、限られた数のものを目の届く範囲で販売することになります。そうすると、作り手の気持ちと、卸先の方がどんな思いで売ってくれているかをちゃんと理解しあえるんです。これからもその関係を強くして、長きに渡ってお付き合いできるのが理想ですよね。
そういった意味で、お互いに価値のあるものにしていきたいなと。

ところで、個人的な質問ですが、成田さんにとって愛着のあるアイテムってありますか?

「買ったときがピークでなく、使っていくうちにピークを迎えていくもの」に、愛着を感じますね。
たとえばmocaの商品についても、もっと強い素材や、耐水性のある素材がある中で革を使っているのは、エイジングに魅力があるからなんです。使い込んだときの風合いは、他の素材にはなかなか出せないよさですよね。

成田さんのファッションをみていると、カーキのパンツやデニムとか、長年履いていい味になっているものが多いですよね。

たしかに、けっこう長く使っているものが多いですね。
たとえば、靴はソールを変えたりしながら長年履いているものがけっこう多いです。
手入れして長く履いてる人って、人間的にも信頼できるような気がするんです。自転車にしても、古くてもちゃんと整備して長年愛着を持って乗っている人って、「この人ちゃんとした人なんだな」って思うんですよね。

長く愛用できるものを発信できるのは、ご自身がそれをできてるからなのかな、と。

あと、価格面でも、自分が「この商品をこの値段で買うか?」というところは判断基準としてありますよね。

価格といえば、今の時代、値段の安いものが溢れてるじゃないですか。そういうものとのバランスってどのように考えてますか?

むつかしいところですね…。でも、それはすごく気にしています。
使い捨てのものは、持ちたくないですし。「ちょうどいい、ウソのない価格」は目指しているところではありますね。
やはり、身銭を切って買っていただくわけですから、対価のあるものを提供していきたいな、と。だからこそ、買ってもらえるとうれしいんですよね。

そこも、すごくバランスのとれた商品だなと感じます。

ありがとうございます。

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個人的にも交流のある2人。年々表情を変えていく成田さん独特の雰囲気やファッションアイテムにはいつも注目しているんだそう。

プロダクトデザインって、日常と切り離せない部分がすごく多い。

あと、日常生活の中でだいじにされていることをお伺いしたのですが。

プロダクトデザインにも通じるものだと思うんですけど、ちゃんと生活したいなと思いますね(笑)。

わかります(笑)。

たとえば、掃除をしたら気づくこと、ってあるじゃないですか。「こんなところに水アカってたまるんだ…」とかね。
それに気づくと、掃除用品の依頼があったときに活きてくるんです。やっぱりプロダクトデザインをする人って、生活者としてちゃんとしてなきゃいけないなって。

生活の中で使うものを作っておられる方って、そのへんの意識が高いなと感じます。服のデザインとなると、ちょっとベクトルが違うんですよね。

そうですね。プロダクトデザインって、日常と切り離せない部分がすごく多いし、そこを追求していきたいという思いが常にあって。そのためにも、ちゃんと生活したいなぁと思います。

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パーツのネジまでとことんこだわってデザインされたキーケース「Key Case 01」

使い込んだときの風合いも、人それぞれ違うから面白い。

最後に、使い手の方に伝えたい想いはありますか?

やはり末永く使ってもらえたらうれしいですね。
使い込んだときの風合いも、人それぞれ違うから面白いですよね。その人の性格も出るというか。
杵築さんのように、使い込まれている商品をみると、ほんとにうれしいです。

fin.

インタビュアー:杵築佳明(バイヤー)
ライター:山森彩
フォトグラファー:山元裕人

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